そもそも快気祝いは病気が全快したら、
お見舞いをいただいた方々にお返しをするという形の贈り物です。
慣わしとしては「あとに残らない(病気が残らない)」→「消えてなくなってしまうもの」を選びます。
かつては赤飯や紅白餅などでしたが、最近はもう少し用意がし易く手軽な
和菓子へと移行し選ばれています。
のし紙や包装紙
快気祝いには、紅白5本の水引で結んだ
「結び切り」の掛紙を使用します。
結び切りは1度結ぶと引っ張ってもほどけない事から、
「重ねて起きては困る場合の形式」を用います。
表書きは「快気祝」で問題ありません。
「鶴は千年・亀は万年」と言う事より日本で鶴はとても縁起の良い鳥とされています。
その縁起の良い鶴の卵を象ったものが鶴の子・鳥の子餅です。
二つのお餅の違いは、半搗きの餅米で作ったものが鳥の子餅、すあまでつくったものが鶴の子餅です。
長寿の象徴の鶴を使っている事から、快気祝いにはぴったりの御品物とされています。